マイナスから始まるFXトレード その8

マイナスから始まるFXトレード その7 では、遂にトレード人生のマイナスを取り戻せるか、再起をかけて挑みましたが見事に撃沈。使っていたブローカー FXCM ジャパン証券が楽天証券に経営統合されるため、含み損を抱えた口座は一度閉じなければならず、タイムリミットを迎える前に、自らが幕引きし、さらにマイナス幅を広げてしまった悲しいお話を綴りました。

FXCM ジャパンの口座をたたむ際は、私にとっては大きなマイナスを作る結果に終わったわけですが、そのあと、EUR/USD はさらに値を下げ、2015年11月頃には 1.06ドルを割る水準に到達しています。ポジティブに考えれば、「損切りをして正解」でした。まあ、こんな感じで、「ポジティブに」なんて言って、良いように解釈していたら、いつまで経っても成長しないですよね…。こんな未熟な私が、引越し先の Axiory でも、同じような過ちを犯します…。また後ほど、綴りたいと思います。

で、VPS をお名前.comへ引っ越し、ブローカーも Axiory へ引っ越しを済ませ、含み損も解消され(いや、損切り…)、気持ちも新たに、新しい環境での自動売買を開始しました。

お名前.com の VPS は、初期費用が無料のキャンペーンを続けている「メモリ2GBプラン」を選択しました。決してサーバリソースが潤沢であるとは言い難いですが(お金を出せれば幾らでも…)、以前に利用していた ServersMan@VPS と比べても、体感的にパフォーマンスの違いは明らかでした。

ただ、時々、同一ストレージを利用するどこかの仮想サーバがエライI/O負荷を掛けやがって、sysstat で確認すると、iowait 30%中盤を維持しているような状態です。そのため、MetaTrader もフリーズしかけたり、切り分けのために、自分のサーバOSを再起動したらI/O負荷が高すぎてシャットダウンも終わらず、強制リセットしたところ、ブートローダーが吹っ飛んだために、OS の ISOイメージを使って上書きインストールして復旧させるのに半日以上掛かったりなどトラブルはありますが、ブローカーの Axiory までのネットワークの遅延も少なく、なかなか良い環境を見つけることができました。

またまた話は逸れましたが、FXCM ジャパンと同じ失敗はしないぞ、と、まずは最小ロットで、EUR/USD のみでトレードを開始しました。毎回思いますが、初めは安定しているんです。不安定にしているのは、欲を出してナンピンの初期ロットを増やすなどのリスクを上げることが原因、と言い聞かせて、2016年に入っても、利益を微増ながらも積み上げていきました。

しばらく安定状態が続いていると、やはり物足りなくなるものです。いや、物足りないのとかの問題ではなく、ローリスクローリターンすぎるため、トレードをしている意味合いというか、マイナスを取り戻す目標が遥か彼方の状態になるので、よりローリスクでリターンを得られる方法がないかを模索し始めました。

初めは別の EA も探しましたが、バックテストで気持ちよくなれるナンピン系EA ばかりに目が行き悩みます。悩んだ結果、ダブルでナンピンし続けたらどうすんだ、に行き着き、利用を見送ります。その場合はただ捨てるのではなく、ソースコードを読み込んで、自分の EA に取り込める機能がないかどうかを探し、あれば取り込んだり参考にして改善し、バックテストをする日々を繰り返していました。

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そして、そうこうしているうちに、あのブレグジットを迎えます。それまでは、ローリスクでトレードを続けていたこともあって、10万程度の利益は積み上げられていましたが、あの、2016年6月24日に悪夢のような荒れ相場に直面しました。

あの英国のEU離脱の国民投票が始まる直前まで、多くの人がEU残留を予想していたと思います。現に、直前に、1.122ドル付近から1.14ドルくらいまで急騰しました。ところが、開票が始まると、あれよあれよと離脱派が勝ち続け、そんな状態が続くものだから、値動きも爆下げ、爆上げを繰り返しながら 1.09ドル前半まで沈み込み、そして浮き上がり、相場の凄さを思い知らされました。

その時の私の EA はというと…

見事に直前に頂点をロングで掴んだ状態で開票を迎えまして…

幸い、1時間足で動かしていて、同じ時間足の中でナンピンは繰り返さない仕組みだったので、ナンピンの嵐には陥りませんでしたが、それなりの含み損は抱える結果となりした。

ただ、その惨劇を見ながら、久しぶりの裁量スキャルも発動させまして、運良くスキャルだけでも15万ほどプラスになりましたが、EA が持った含み損も相当なものでしたので、Axiory で始めて積んだ利益と、火事場にスキャルで稼いだ利益でなんとか相殺、という結果となりました。やっぱりプラ転できませんでした…。

言うまでもなく、今回の反省点は、止められる状態だったのに EA を止めず、特大イベントに突入してしまったこと、に見えました。しかし、それは違いました。

後からバックテストしてみると、あながち EA を動かしていたのは、間違いではあるんでしょうが、結果オーライになっていたことが分かりました。翌々月の 2016年8月には、ほぼ、ブレグジット前の水準に値を戻しています。爆下げした以上、それなりに反動も大きいのですね。つまり、黙って EA を動かしてい「たら」、1〜2か月分のマイナススワップが蓄積されるくらいで、プラス決済できていたのです。おまけに、、Axiory を始めてからの利益も、臨時ボーナス的な暴落時のスキャルの利益も失わずに済んだのです。見事な、後の祭り…。ホントにがっかりでした。だんだん、自分が勝てない理由が見えてきたような気がしました。そりゃあ、マイナスばかりが積み上がりますよね…。

そして、EUR/USD は、2016年9月から、もしかしたらパリティか?!という水準まで下げに下げます。大きな下げの途中で EA が掴んでしまったロングのポジションは、ナンピンをしながらどんどん積み上がり、最悪の事態に備えるために取った両建てショートの直後にたちまち値を戻し始め、1.04ドル前半の水準にはもう振り返ることなく、最近では 1.2 の水準に到達してまた戻し始めている、という状況です。損切りできない私は、今まで以上の含み損を抱えた状態で今に至る、という状況です。

こんなんでホントに生涯のプラ転できるのかな…

 

マイナスから始まるFXトレード 最終話

 

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