自動売買インフラの用意(2. 通信環境の障害を意識する)

自動売買インフラの用意(1. ROIを意識する) では、ROIの観点から、自動売買環境を自宅に置くのか、VPSサービスを利用するのか、について綴りました。

繰り返しになりますが、自動売買を実現するために考えなければならないのが、どんな環境で MetaTrader を24時間稼働させるか、という点です。

今回は、トレードになくてはならない「通信環境」についてポイントを挙げてみます。

 

MetaTrader で 自動売買をするためのインフラ要件

  1. 稼働環境に適切な投資であること
  2. 通信環境に障害対策が施されている ←ココ
  3. 停電対策が施されている
  4. 稼働する機器に故障対策が施されている
  5. OS のリソースを MetaTrader がほぼ独占できる
  6. その環境が稼働不能になっても、別の環境でも継続稼働できる

 

2. 通信環境に障害対策

通信障害が起きることを前提にしよう

何と言っても、これがないと話にならないのがインターネットに接続できる通信環境。トレードするには、ブローカーにインターネット接続ができて初めて、注文や決済のリクエストを送ることができます。

今や、スマホやポケットWifiが普及している世の中では、端末を起動したらネットに繋がるのが当たり前になっています。自宅でも光などの高速な回線を利用して、快適なネットサーフィンをしているのではないでしょうか。でも、いきなり混み合って通信速度が落ち込んだり、通信会社からレンタルしている機械が故障して繋がらなくなったり、パケットの使用上限を超えてしまい通信が制限されることも、ごくごく当たり前に起きていますよね。

言いたかったのは、ネットに繋がるのは当たり前ですが、より信頼性の高い通信環境でなければ、せっかくの機会の損失だけでなく、損切りを入れられなかったために大きなお金の損失に直結してしまう可能性があるという点です。

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自宅運用派?VPS運用派?

すみません、結局はまたこの選択にたどり着いてしまうのですが、私は断然「VPS運用派」です。通信環境の面では、自宅のインターネット環境は全くと言っていいほど信頼していません。現在、マンション住まいということもありますが、SoftBank光 を使用している中で、いろいろな原因でインターネット接続ができなくなることがありました(SoftBankだから?)。

集合住宅のVDSLという点で、一戸建てよりもコスト面ではお財布に優しいのですが、通信環境を共有している以上、混雑すると遅くなります。そもそも速度が遅いです。また、NTT や SoftBank のルータ故障により通信できなくなることもありました。これでは、自宅運用をしたとして、どれだけ堅牢な自動売買基盤を購入したとしても、インターネット不通によりトレードできない、外出先から MetaTrader の調整もできない、ということに繋がります。

自宅に通信障害の少ない回線を引けないのか?

この記事を書いていて疑問として浮かんだのですが…分かりません。考えたこともありません。工事、終端装置、月額費用など考えると、一般的なサラリーマンが明日の飲み代の足しにするような額をターゲットとしていては、到底ペイできません。やはり、通信環境の観点からも、VPS一択です。

VPSだと通信障害がゼロなのか?

いいえ、ゼロではありません。VPSサービスを、どこかのデータセンターに機器を置いて提供している以上は、ゼロとは言い切れないです。ただ、ネットワーク設計上、通信経路が二重化されているとか、ネットワークスイッチ冗長化されているため、機器の単一障害が発生しても通信障害なしで利用し続けるのであろうと考えます。VPSの運営会社に聞いたことがないのであくまでも想像です。

また、上位ネットワーク(データセンターの外側)で通信障害が起きれば、大規模なネットワーク障害としては発生し得ます。ただ、自宅のインターネット環境と比べれば発生確率もはるかに低いでしょうから、気にすることはないと思います。

結論は?

繰り返しになり恐縮ですが、断然、VPSでの運用です。一択です。ただ、自宅運用があるとすれば、自宅インターネット回線の通信障害による緊急時には、スマホのLTEや4G回線で、スマホアプリの MetaTrader で凌ぐ、と覚悟ができていれば、です。

 

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