自動売買インフラの用意(3. 停電対策を意識する)

自動売買インフラの用意(2. 通信環境の障害を意識する) では、通信環境の障害対策の観点から、自動売買環境を自宅に置くのか、VPSサービスを利用するのか、について綴りました。

繰り返しになりますが、自動売買を実現するために考えなければならないのが、どんな環境で MetaTrader を24時間稼働させるか、という点です。

今回は、通信環境と同等に重要な「停電対策」についてポイントを挙げてみます。

 

MetaTrader で 自動売買をするためのインフラ要件

  1. 稼働環境に適切な投資であること
  2. 通信環境に障害対策が施されている
  3. 停電対策が施されている ←ココ
  4. 稼働する機器に故障対策が施されている
  5. OS のリソースを MetaTrader がほぼ独占できる
  6. その環境が稼働不能になっても、別の環境でも継続稼働できる

 

3. 停電対策・瞬電対策

電源障害が起きることを前提にしよう

通信環境と同等に重要な要素として、電源管理が挙げられます。電源は、機器が動作するためになくてはならず、自動売買環境が、CPU、メモリ、HDD、電源すべてを冗長化していたとしても、おおもとの電源が落ちてしまうと稼働し続けることはできません。例外として、ノートPCにはバッテリーが内蔵されていますので、PCそのものは稼働し続けることはできます。

自宅で起こり得る電源障害は?

一般的には、電気を使いすぎて全体のブレーカが落ちる事象ではないでしょうか。一般家庭においては、30 ~ 50A の利用が多いようですが、各部屋でTVをつけて、電子レンジ、炊飯器、食洗器、乾燥機、ドライヤー、ストーブなどなど、同時に契約以上の電気を使用すると落ちます。自宅運用を考えると、常にヒヤヒヤしなければならない状況になると言えます。

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自宅での電源障害対策は?

対策としては、電源障害の対策としてUPS(無停電電源装置、巨大なバッテリーの塊です)を導入して、自動売買環境とインターネット回線の通信機器だけはそこから電源を取るようにすれば、ブレーカが落ちてもトレードし続けることができるはずです。ブレーカが落ちる以外にも、瞬間的に電源が落ちるようなことがあっても、UPSから電源を取る機器にとっては無関係なので有効的です。

ただ、UPSのバッテリーももちろん有限であり、用途としては、電源障害が長引く場合には OS を安全に停止させることを目的としていますので、UPSのバッテリーが空になる前には、自動売買環境はOSをシャットダウンさせなければなりません。そうしなければ、最悪の場合は、二度と起動できない状態に陥るケースもあります。

また、UPSのバッテリーの寿命も当然ながら無限ではなく、へたってきたらバッテリーを交換するなどの、定期的なメンテナンスは必要になります。

自宅運用派?VPS運用派?

電源障害対策の観点でも、私は「VPS運用派」です。UPSはとにかく重たくて、電磁波がバリバリと出るイメージ(偏見?)があるので好きになれません。VPSでは、当然ながらデータセンター内で無停電の対策がなされているか、巨大なUPSで電源保護しているかのどちらかと思いますので、餅は餅屋、そういうことは任せてしまえば良いものと思っています。

結論は?

停電対策の観点から見ても、VPS一択になると思います。すでに自宅でサーバを運用しているためUPSを持っている、ということであれば、そのUPSを使った自動売買環境の利用は、UPSの有効活用にもなり良いと思います。ただ、一般的なサラリーマンとしては、かなりレアケースかと思います。そういう設備を無理にでも持つつもりでなければ、自宅での自動売買運用はおすすめしません。

 

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